- 今度の面接で”内気”って言葉を使うけど…、間違ってないか不安。
- 自分は内気な性格で合ってるかな?みんなの前で恥かきたくないなぁ…。
- 子供の悩みを克服させるために”内気”のことを知りたい
- “内気”と似ている言葉が多いけど…、意味は違うの?
- 「内気」と「内向的」って一緒じゃないの?
仕事や学校、子育てで上記のような疑問を感じたことはありませんか?
”内気”って、意味をぼんやりイメージすることはできると思います。
しかし、「人見知り」とか「内向的」など、似たような言葉があって少し不安になりますよね…。
この疑問を放置すると、学校や職場で赤っ恥をかくかもしれません。
そんなあなたへ、この記事を通して以下のことをお伝えします。
- 内気と意味が似ている言葉
- それぞれの言葉の意味・人の特徴
- 職場や学校で使えるポジティブな言い換え
- それぞれが人に与える特別なメリット
「似ている言葉の違い」や「ポジティブな言い換え」を学ぶことで、
”内気な性格”への認識を広げていきましょう。
それではご紹介していきます。
【違いはあるの?】”内気”と意味が似ている言葉
まずはじめに、”内気”と意味が似ている言葉をお伝えします。
それがこちらの3つ。
- 内向的
- 人見知り
- 臆病
一見すると、どれも同じように感じると思います。
「臆病」の意味は”内気”と大きな違いはありません。
しかし、「内向的」と「人見知り」の2つは意味が違います。
なので、この記事では主に
「内気」「内向的」「人見知り」の3つの言葉について解説していきますね。
”内気”の意味とは?
それでは、”内気”という言葉について見ていきましょう。
「意味」「人の特徴」「ポジティブな言い換え」の順番でお伝えしていきます。
内気の意味
・内気(うちき)
→気が弱く、他人に対して控えめな性格。
大きな決断や、人前で意見を主張することが苦手。
内気な人を一言でまとめると、
「自分の本音を隠してしまう」という感じになります。
他人に流されやすく、
自分の意見に反論されれば「そうですよねぇ…」と言って萎縮してしまうでしょう。
そんな”内気な人”の特徴(よくある経験)を、次にまとめてみました。
内気な人の特徴・あるある
内気な人がよくある経験談はこちら。
※私の実体験です。
- 街中のティッシュ配りは受け取ってしまう
- 仕事を頼もうとしても「あの人は忙しそう…」と自己判断して無理して自分でやる
- コンビニなどで「レシート要らないです」が言えない
- 会話がいつも受け身になりがち
いかがでしょうか?
実際に「こんな人いるなぁ…」と思いましたか?
それとも「自分がいつも経験していることだ!」と感じましたか?
これらの”あるある”から推測するに、
内気な人は「人に嫌われること」を極端に恐れている傾向があります。
もしも、内気な人から意見をもらいたい時は、
「落ち着きのある丁寧なコミュニケーション」を心がけていきましょう。
内気な特徴をポジティブに言い換えると
”内気”という言葉にネガティブな印象をもっていませんか?
実際に「自分っていつも人前でアワアワしてる…」と感じることが多いのではないでしょうか。
そして、面接といった場での自己アピールが大変になるかと。
なので、面接や自尊心UPに役立つ「ポジティブな言い換え」をご紹介しますね。
●ネガティブ | ★ポジティブに |
---|---|
コミュニケーションが苦手 | 寡黙な性格 |
自分の意見が言えない | 良い聞き手になれる |
反論されると流されてしまう | 他人の意見を尊重できる |
お願い事をするのが苦手 | 他人に対して思慮深い |
一言でまとめると「他人を不快にさせない性格」と表現できますね。
””不快感を他人へ与えないようにする姿勢””
この姿勢こそが、内気な人の強みではないでしょうか。
”内気”は悪いことではありません。数ある性格の「ほんの一部」です。
この性格と「上手く共存できる方法・思考」を身につけることが大切かと。
それでも内気な性格を解消したいとお考えなら、こちらの記事に方法をまとめています。
そして、内気な人と相性が良いのが”人見知り”な性格です。
次章では「人見知り」についてお伝えしていきますね。
”人見知り”と内気の違いは?
次に、人見知りについて見ていきましょう。
同じように「意味」「人の特徴」「ポジティブな言い換え」の順番でお伝えしていきます。
人見知りの意味
・人見知り(ひとみしり)
→子供などが知らない人を見て、恥ずかしがったり嫌がったりすること。
引用:コトバンク
人見知りな人を一言でまとめると、
「初対面の人がすごく苦手」という感じですね。
しかし、引用元以外でもなぜか「子供などが」と表現されています。
直接関係しているかは不明ですが、
リサーチしたところ、大人の場合は「内気」が標準語のようです。
※内気Wikipedia参照
これだと「内気」と「人見知り」は一緒だと感じると思います。
しかし、この2つの性格には明確な違いが存在します。
この違いは”人見知りな人の特徴”を交えて見てみましょう。
人見知りな人の特徴・あるある
人見知りな人がよくある経験談はこちら。
※私の実体験です。
- 職場の新人さんに声をかけなきゃいけないのに、恥ずかしくてできない
- 人と目を合わせることが苦手
- 人と関わるくらいなら、多少無理してでも自己完結
- 初対面の人に挨拶はできるけど、世間話が苦手
- 他人とすれ違い様に、目線を下に向けてしまう
- 打ち解けた人がいると、その人とばかりコミュニケーションをとる
- 5年以上の付き合いのある友達がいる(友達は少ない)
人見知りな人を一言でまとめると、
「初対面の人がめちゃくちゃ苦手」に限ります。
ただし、一度打ち解けると自分の意見をはっきり伝えることができます。
この””自分の意志を伝えることができる””という部分が、内気な性格との違いです。
打ち解けるまでの時間がとても長いことがネックですが、
心のハードルを飛び越えると、その人をとても大切にする特徴も見られます。
もちろん、人見知りな性格にもポジティブな部分はあります。
こちらも言い換えていきましょう。
人見知りの特徴をポジティブに言い換えると
さっそく、人見知りの特徴をポジティブに言い換えていきましょう。
それがこちらになります。
●ネガティブ | ★ポジティブに |
---|---|
積極的なコミュニケーションが苦手 | いじめや争いごとに関わらず、平和な生活を送れる |
初対面の人がめちゃくちゃ苦手 | 警戒心が強く自己防衛に長けている |
人と関わるぐらいなら自己完結 | 他人に丸投げすることなく責任感が強い |
コミュニケーションは打ち解けた人だけ | 友人・恋人をとても大切にする |
このように、人見知りは
”問題を起こさない真面目な性格”と言い換えることができますね。
ちょっぴり孤独気味ですが、
友人・恋人とは「末長く深い関係」を築くことができることもポイントです。
””悪い人脈・出来ごとをつくらず平穏な生活を送れる””
このように、長い目線で見ると
人見知りにはポジティブな面がたくさんあります。
小さなお子様の人見知りで悩む場合は、
これらの目線を持って話してみることが、変化のきっかけになるかもしれません。
次に、内気との違いが分かりにくい
「内向的な性格」について見ていきましょう。
正直、認識を間違えている人がかなり多い性格です。
内向的な人とのトラブル回避のためにも必見かと。
”内向的”と内気の違いは?
それでは、”内向的”という言葉について見ていきましょう。
内向的な性格は「内気」や「人見知り」とはベクトルの違う性格になります。
認識の違いによってトラブルにも発展しますのでご注意を…。
内向的の意味
・内向的(ないこうてき)
→興味や関心が自分の内部にばかり向かうさま。
引用:goo辞書
少し分かりにくいですね…。
恐縮ですが、私が表現するなら「非社交的で一人好き」な性格と言えます。
そして、重要なポイントは他人を苦手としないことです。
ここが多くの人が誤解しているポイントになります。
そんな、孤独を楽しめる”内向的な性格”の特徴を見ていきましょう。
内向的な人の特徴・あるある
内向的な性格を持つ人の特徴・あるあるはこちら。
※私の実体験です。
- 旅行・外食も一人でOK
- 他人にプライベートを侵害されたくない
- 嫌いな言葉は「ノリが悪い」
- 仕事終わりに職場の人と「飲み会・食事」に行きたくない
- 仕事とプライベートはきっちり切り分ける
- 「人に興味がないの?」と言われることがある
内向的な性格を一言でまとめると、
「一人の時間を求める自己完結型タイプ」です。
自分が感じたことや思考に関心をもち、他人への関心が薄いことが特徴。
ときには
「人に興味ないんですね…」
「面倒見が悪い」
と悪態をつかれることもある傾向です。
内向的な性格は悪く思われがちですが、
こちらもポジティブな言い換えをしてみましょう。
内向的をポジティブに言い換えると
●ネガティブ | ★ポジティブに |
---|---|
他人への関心が薄い | クセが弱いので、誰とでもある程度仕事ができる |
協調性に難がありノリが悪い | 気持ちに正直であり、他人に不快な強要はしない |
面倒見が悪い | 誰に対してもフラットな評価・教育ができる |
思考や感情が自分へ向きがち | 内省することが多く、自分の強み・弱みを理解している |
内向的な性格をポジティブにまとめると
”誰に対しても公平な対応ができる性格”と言えるでしょう。
「あの人、周りから嫌われてるから関わらないでおこう…」
「こいつ仕事できないらしいから、テキトーにあしらおう」
「気が弱そうだし、ナメても問題なさそうだな!」
このように「他人からの認識」というフレームを無視して、
コミュニケーション・評価を行なっていくのが特徴的になります。
他人の意見に流されないところが魅力。
仕事の場では割と求められるような人こそ、内向的な性格かと。
先ほどまでは「内気」「人見知り」「内向的」な性格についてお話しました。
長くなりましたので、ここで3つの性格をまとめます。
性格 | どんな特徴? |
---|---|
内気 | 気が弱くて意見の主張が苦手 |
人見知り | 初対面の人がめちゃくちゃ苦手 |
内向的 | 他人への興味が薄く、関心が自分に向きがち |
次にこれら3つの性格が他人へ与えるメリットをご紹介していきます。
ちなみに、他の性格がマネするには難しいメリットです。
ネガティブなことばかりではないことをお伝えしていきますね。
内気・人見知り・内向的な性格が人に与えるメリット
内気・人見知り・内向的な人が
共通して他人へ与えるメリットとは、
””他人に対して攻撃的になりにくい””と言えます。
「えっ?それだけ?」
「メリットとしては弱そうだけど…?」
あなたはそう感じたかもしれません。
ですが、職場や学校などの「人との関わりが多い場所」だと凄まじいメリットに変化します。
想像してください。
「仕事への離職」「学校への不登校」
これらの原因No.1は”上司・同僚からのパワハラ”or”クラスメイトからのいじめ”と言われています。
いわゆる、人間関係。
これらの問題は、”他人からの攻撃的な主張”が元となり膨れ上がります。
このような悪循環を作りにくくできるのが、「内気・人見知り・内向的」な人たちです。
また、パワハラやいじめで悩んでいる人の心の拠り所になれるのも、
実はこういった人たちだと私は感じています。
ネガティブに捉えられがちな性格ですが、
ほかの性格ではマネしにくい強みをしっかりもっています。
この性格に悩み、嫌になることばかりだとは思いますが
変に矯正せずに「強みを活かせる環境はないか?」といった思考を取り入れるとよいでしょう。
さいごに余談ですが、
内気な性格とは「反対の意味」をもつ言葉を見てみましょう。
内気とは反対の意味をもつ言葉は?
・勝ち気(強気)
→人に負けまいとする気の強い気性であること。
また、そのさま。きかぬ気。負けん気。
引用:goo辞書
まさに「何でも言える気の強い人」ですね。
正直、内気な人たちからすると羨ましさを感じると思います。
ですが、性格を無理やり捻じ曲げるのは
ストレスですし長続きしません。
どの性格も”捉え方次第”です。
働き方や生き方といった「環境」を変えていくことをおすすめします。
まとめ:内気・人見知り・内向的の意味は違う。性格に共通したメリットあり
- 似ている言葉でも「人見知り」と「内向的」は意味が違う
- ”内気”は他人を不快にさせないよう心がける性格
- ”人見知り”は深く信頼のある人間関係をつくりやすい
- ”内向的”は他人の意見に捉われず、自分の目線で他人を見る
- 内気・人見知り・内向的には、「他人を侵害しない」共通メリットをもっている
- 内気な性格の反対は”勝ち気な性格”を無理にマネをする必要はない
人見知りや内向的な性格は似ていますが、内気とは違います。
また、内気な性格などにネガティブ意識がありがちですが、それも間違いです。
性格というものは、
「使い方」や「その場の環境」次第では心強い武器になり得ます。
同僚や部下、お子様に克服させるだけではなく、
まずは「性格を上手く扱う」ことに注力してみてはいかがでしょうか。
案外、その人の才能をただ見逃しているだけかもしれませんので。
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